渡辺監督「誰に聞いても“一番速いのは尾崎さん”と言いますから」

[ 2013年6月15日 06:00 ]

怪童の異名をとり東映のエースとして活躍した尾崎行雄さん

 肺がんのため、13日に死去した元東映、日拓(現日本ハム)の剛腕、尾崎行雄氏(享年68)の都内自宅では突然の悲報から一夜、ひっそりとした悲しみに包まれた。

 前身球団とはいえ、大先輩の訃報に日本ハム・栗山監督は「尾崎さんのような先輩方のおかげで今、われわれが野球をやらせてもらえている。感謝しかない。喜んでもらえるように頑張ります」と話した。また、マスターズリーグ(東京ドリームス)で2年間、一緒にプレーした西武・渡辺監督は「本当に優しくて、いい人でした。誰に聞いても“一番速いのは尾崎さん”と言いますからね」と故人との思い出をしのんだ。

 尾崎さんの通夜は18日、葬儀、告別式は19日に都内で執り行われる。

 ▼DeNA・高田繁GM(浪商で尾崎氏の1年後輩)もの凄い投手でした。浮き上がってくるような剛速球。打者は直球が来ると分かっていても打てなかった。尊敬する先輩との早すぎる別れとなり、とても残念です。

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2013年6月15日のニュース