明大 関谷 ノーヒッター“譲った” 後輩と継投で達成

[ 2013年6月15日 06:00 ]

<富士大・明大>6回を無安打1四球の明大・関谷

全日本大学野球選手権第4日・準々決勝 明大7―0富士大(規定により7回コールド)

(6月14日 神宮)
 準々決勝3試合が行われ4強が出そろった。81年以来32年ぶりの春の日本一を目指す明大は、関谷亮太投手(4年)が6回無安打1四球で12奪三振。3投手によるノーヒットノーラン継投で、富士大を7―0の7回コールドで下し、08年以来5年ぶりの4強進出を決めた。亜大は昨秋の明治神宮大会覇者・桐蔭横浜大に延長10回の末、3―2でサヨナラ勝ちした。15日は準決勝2試合が行われる。

 関谷は初回のマウンドにすべてを懸けていた。先頭打者はオール直球で3球三振。3番・外崎(とのさき)にはフルカウントからスライダーで空振り三振。納得の表情でベンチへ走った。

 「トーナメントなので(試合の)入りで勢いをつけないといけないと思った」

 初回にこだわったのには理由がある。リーグ優勝を決めた5月28日の法大戦で先発マウンドを託されながら、初回に3四死球を与え1失点。「自分で苦しくしてしまった」と自責の念があった。試合前のブルペンでは普段なら30球以上を投じるが、この日はわずか10球で切り上げた。集中力を研ぎ澄ました。

 6回まで許した走者は4番・山川への四球だけ。18人の打者から12三振を奪った。ノーヒットノーランの期待がかかっていたが7点差の7回はコールド勝ちが濃厚となり、上原、今岡にマウンドを譲った。後輩2投手も無安打で投げきり3人継投でノーヒットノーランを達成した。

 チームは5年ぶりの4強入り。「日本一が目標なので(交代に)残念という思いはない」とクールに言い放った。32年ぶりの春頂点へ思いは熱い。

 ▼明大・善波達也監督(関谷の交代について)上原、今岡はこれから重要な役割を担う投手なので。関谷も理解して譲ってくれた。

 ▼富士大・青木久典監督(無安打零敗。関谷について)制球がいい投手だからゾーンを上げていけばと思っていたが、手も足も出なかった。

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