統一球の検査方法は?跳ね返る速度を計測

[ 2013年6月15日 06:00 ]

神妙な表情で会見前に一礼する加藤コミッショナー。左は井原事務局次長
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統一球問題

 検査は東京都内の日本車両検査協会で行われ、1度の検査で6球場の備品から1ダースずつ抽出した計6ダース(72球)が調べられる。

 6種類の速度で鉄の壁に球をぶつけ、はね返ってくる速度を計測。そのデータから1ダースごとの反発係数を割り出し、6球場の平均を取る。1球ごとに多少のばらつきが出るため反発係数には上下に0・01の公差(許容範囲)が認められており、統一球では基準値の下限0・4134の上下0・01までが許容範囲となる。個別の数字が下回っても6球場の平均が公差の中に収まれば問題ないとされる。反発係数が0・001変わると打球の飛距離は20センチ変化するといわれている。

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2013年6月15日のニュース