フローラとディオーネが決勝進出 ティアラカップ仙台大会

[ 2013年6月15日 18:57 ]

先制打を含む3安打猛打賞のディオーネ田中朋

 女子プロ野球のティアラカップ仙台大会の1回戦2試合が15日、仙台市民球場で行われ、ウエストフローラとサウスディオーネがそれぞれ勝ち、16日の決勝戦に駒を進めた。

【日程と結果】

 第1試合は最終回に勝ち越したフローラが8-7でレイアを下し2大会ぶりの決勝戦進出を決めた。今大会が初のホームゲームとなったレイアは2回2死二、三塁から三浦の右前打で2点を先制。4回には堀越のプロ初ヒットとなる右中間適時三塁打で追加点を奪うと、三浦の2打席連続適時打でリードを広げた。

 最終回、フローラは1死満塁と絶好の機会を作ると、押し出し四球と2つの適時打で同点に追いつきなおも2死一、三塁とし6番小西つどいの左前適時打で勝ち越した。続く7番梅本が右越え三塁打で8-5と点差を広げた。7回裏、追い込まれたレイアは1点差まで迫るもあとが続かなった。坪内監督は初陣を飾ることは出来なかった。

 第2試合は中軸の活躍でディオーネが5-2でアストライアを下し、4大会連続の決勝戦進出を決めた。ディオーネは3回1死満塁から5番田中朋の左前打で先制。続く6番川崎も中前適時打で続くなどこの回3点を入れた。

 ディオーネ1点追加で迎えた6回裏、アストライアは4番川端の左翼線適時三塁打、5番楢岡の右中間適時打で2点を返す。最終回、ディオーネは田中朋が中前打で出塁すると川崎が右翼線適時三塁打でダメ押しの1点を追加。投げては先発の宮原が、2失点完投勝利でリーグトップの7勝目を挙げた。

 ▼フローラ・小西つどい (勝ち越し打は)追い込まれた場面だったので、開き直って打ちました。諦めなければ勝利につながっていきます。フローラの成績は3位ですが、上位2チームに追いつけるよう頑張ります。

 ▼レイア・坪内瞳監督 (監督初試合に)野球は最後の最後までわからないと実感した試合でした。途中までいい形で試合を作ることが出来ましたが、交代や選手起用の難しさを感じました。得点圏までどうやってランナーを動かしていくか、その場で考えてしまうので、まだまだ選手が思いっきりプレー出来ていないのかなと思います。きょうが第一歩、レイアはこれからです。

 ▼ディオーネ・田中朋子 最近あまり打つことが出来ていなかったので、いい場面で打つことが出来てよかったです。守りからのチームなので、みんなでつなげていきたいです。

 ▼ディオーネ・川崎ひかる 今年は右方向に意識しています。(7回の右翼線適時三塁打は)いいバッティングが出来て久しぶりの三塁打、最高ですね。

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