基準未満初めて知り反省の声も…代表者会議出席者は困惑

[ 2013年6月15日 06:00 ]

神妙な表情で会見前に一礼する加藤コミッショナー。左は井原事務局次長
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12球団臨時代表者会議

 【代表者会議に出席した12球団幹部の声】

 ▼阪神・四藤専務取締役連盟担当(統一球を検証した)具体的な数字が出たので持ち帰って選手に説明したい。飛ばないボールが下振れしていた。われわれも把握すべきだった。契約への影響はあるかもしれないが、契約は球団ごとだから個別の交渉で話をしていくしかない。

 ▼中日・井手球団代表兼連盟担当 (反発係数の)数値よりも低い球が多すぎたのはまずいということ。下田さんの判断で(変更を)やりましたという説明だった。事実関係を共有できるようにやってもらいたい。

 ▼広島・鈴木球団本部長 ボールについては(昨年11月の実行委で)NPBに一任していた。公表できなかったことは大失態だがわれわれとしても聞けばよかったと思う。

 ▼巨人・山岸均連盟担当 説明を受けて一番感じたのは、情報の共有と開示が大事。われわれもガバナンスの一端を担う人間として機能していなかった。

 ▼ソフトバンク・高田浩一郎取締役 他のことでも同じようなことが起きてもおかしくない。統一球に限らず、外から見て透明性を持たせてやろうと言った。

 ▼日本ハム・島田利正球団代表 NPBに統一球について、一任していた時点で(各)球団にも責任はあります。

 ▼西武・飯田則昭専務(査定やインセンティブの見直しについて)個別事象があり、選手としては心配になることは多々あると思う。選手だけでなく、(監督、コーチなど)現場のいろいろな話を聞きたいと思う。

 ▼ロッテ・林信平球団本部長 内部だけではなく第三者機関の設置が必要。透明性を出すために外部から見てもらう必要がある。

 ▼楽天・井上智治オーナー代行 公正中立な方を第三者機関に選ばないと世間を納得させられないと(会議で)付け加えさせていただいた。しっかりした形でコミッショナー、会長を選任すべきというのが楽天の一貫した意見です。

 ▼オリックス・村山球団本部長 (契約については)個別に選手に聞いてあげないといけないかもしれない。

 ▼DeNA・笹川博史連盟担当 情報共有は今後強化していかないといけない。調査してもらう第三者は公平な目で見られる人間を選ばないといけない。

 ▼ヤクルト・江幡秀則常務 正確な情報の確認作業を行った。理事会でも具体的な数値の確認をしてこなかったのは事実。事務局と球団で、情報の共有が図れていなかった。

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2013年6月15日のニュース