中日 33年ぶり両リーグ最速30敗…常勝軍団が凋落の危機

[ 2013年5月30日 06:00 ]

<中・ロ>ロッテに連敗しガックリの中日・高木監督

交流戦 中日1-3ロッテ

(5月29日 ナゴヤD)
 「常勝軍団」が凋落の危機だ。中日がロッテに完敗し、12球団最速で30敗に到達。セ・リーグでは95年以来18年ぶり、両リーグ最速となると80年以来33年ぶりの屈辱で、借金も今季最多タイの9まで膨らんだ。

 「何とかウチのゲームをしていくしかない。50試合も過ぎたし、もうベテランがどうのこうのと言っとられんでしょ」

 淡々とした口調で会見を行った高木監督は、まだ5月ながら早くもベテランを外して若手を積極的に起用していく考えを示した。この試合もスタメンを外れた荒木や、井端、和田も調子が上がってこない現状。今後は早期交代やスタメン落ちの可能性が出てきた。

 「あれだけ実績のあるベテラン。そう簡単に悪いから代えるというわけにはいかないけど、50試合も経ったんだから、何かせんと我々が能がないと言われる」

 「フリー打撃の状態がいい」という堂上直らが候補となるが、過去12年連続Aクラスのチームが過渡期で苦しんでいる。

 ≪95年も高木監督≫中日が両リーグ最速で30敗到達。セ・リーグ6球団では95年以来18年ぶりで、12球団最速は80年以来33年ぶりの屈辱。95年はシーズン5位、80年は最下位だった。ちなみに95年も高木監督がチームを率いていたが、30敗到達する8日前の6月2日、成績不振を理由に監督を辞任している。

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2013年5月30日のニュース