球児 今季絶望、右肘靱帯が断裂 修復手術をカブス発表

[ 2013年5月30日 00:18 ]

 米大リーグ、カブスは29日、右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしている藤川球児投手(32)が精密検査の結果、右肘靱帯が断裂しており修復手術を受けることになったと発表した。手術を受けた場合、通常は復帰まで1年以上かかるため今季の出場は絶望となった。

 藤川は「初めての大きな故障だが、今より強い状態で帰ってきたい」と前向きに話した。カブスのホイヤー・ゼネラルマネジャー(GM)は「残念だが、早く帰って来てくれることを願っている」と話し、スウェイム監督は「チームにとっては大きな打撃だ」と残念そうに述べた。

 藤川は4月に右前腕部の張りを訴えてDL入り。5月10日に一度は復帰したが、26日のレッズ戦で右腕の異常を訴えて降板。27日に再びDL入りし、28日に精密検査を受けていた。

 プロ野球阪神から海外フリーエージェント(FA)権を行使し、今季からカブスに入団。2年契約1年目の今季は12試合に投げ、1勝1敗2セーブ、防御率5・25だった。阪神では通算562試合に登板し、220セーブを挙げている。

 ▼カブス・藤川球児投手の話 誰しもがこういう可能性がある。前向きに捉えるしかない。長く苦しいリハビリになるかもしれないけど、今よりいい状態で帰れると思う。その時を楽しみにして頑張りたい。(共同)

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2013年5月30日のニュース