オリックス 荒れれ10四球 森脇監督「限度を超えていた」

[ 2013年5月30日 06:00 ]

<ヤ・オ>3回2失点KOのオリックス先発・松葉

交流戦 オリックス2-12ヤクルト

(5月29日 神宮)
 大学野球の聖地・神宮球場で、大学選手権出場経験もある新人のオリックス・松葉が散った。4連勝がかかったマウンドで自己最短となる3回KO。

 味方に先制点をもらった直後の3回、森岡から3者連続四球で1死満塁とすると、畠山に逆転の2点適時打を許し、降板となった。自己ワーストの5四球に「スライダーでいつものようにストライクが取れなかった。点を取ってもらった後に、あのような形で点を取られてはいけない」と肩を落とした。

 新人のデビュー戦からの4連勝なら、チームでは03年の加藤大輔以来5人目の快挙だったが、鴨志田、松本の中継ぎ陣も踏ん張れず、松葉には初黒星がついた。チームも今季最多の10四球、12失点。森脇監督は「限度を超えていた。プロのチームとして、二度としてはいけないゲーム。松葉も、とんでもない大恥をかいたが、これを糧にしてほしい」と奮起を促すしかなかった。

 松葉は「今まで、うまく行き過ぎていたところもある。次に懸かっていると思う」と、初黒星に青ざめた表情で振り返った。チームの勝率5割復帰も再びお預けとなり、これで交流戦の首位からも陥落。出直すしかない。

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2013年5月30日のニュース