球児 右肘じん帯断裂 手術「誰しもがこういう可能性がある」

[ 2013年5月30日 06:00 ]

試合前のセレモニーの後、ベンチに戻るカブス・藤川

 カブスの藤川球児投手(32)が右肘じん帯断裂で、今季はもちろん、来季開幕の出場も絶望的となった。カブスは29日(日本時間30日未明)、右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしている同投手が、右肘の修復手術を受けると発表。

 28日の精密検査の結果、右肘じん帯が断裂していたことが判明し、ジェド・ホイヤーGMは29日のホワイトソックス戦前に「藤川はトミー・ジョン(腱移植手術の通称)が必要」と説明した。手術を受けた場合、通常は復帰まで1年以上かかるため、来季の開幕も間に合わない状況となった。

 阪神時代に通算562試合に登板し、220セーブを挙げた藤川は、昨オフにFA宣言して、カブスと2年総額950万ドル(当時約7億7900万円)で契約。抑えとして期待されていたが、4月13日に右前腕部に張りでDL入り。5月10日のナショナルズ戦で一度は復帰したが、26日のレッズ戦で再び右腕の異常を訴えて緊急降板。「もう無理だなと。けっこう痛む」と話していた。今季は12試合で1勝1敗2セーブ、防御率5・25だった。

 ▼カブス・藤川 誰しもがこういう可能性がある。前向きに捉えるしかない。長く苦しいリハビリになるかもしれないけど、今よりいい状態で帰れると思う。その時を楽しみにして頑張りたい。

続きを表示

2013年5月30日のニュース