アストライア逆転で3大会ぶりV ティアラカップ福岡北九州大会

[ 2013年5月4日 18:20 ]

レイアを下して優勝したアストライア

 女子プロ野球リーグは4日、北九州市民球場で「北九州市制50周年記念ティアラカップ福岡北九州大会」は4日、決勝戦が行われ、イーストアストライアが逆転でノースレイアを下し、3大会ぶりの頂点に立った。

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 試合は2点を先制されたアストライアが4回、中野の右翼線二塁打と三原の右前打で無死一、三塁とし、大倉が右中間適時二塁打を放ち1点を返した。2死二、三塁となったが、中平の左中間2点適時二塁打で逆転に成功。相手のミスも重なり、この回4点を入れた。6回にも川保、中平のこの日3打点目となる適時打で2点を追加。7回には川端の適時打で試合を決めた。

 投げては先発の中島が、完投でプロ入り初勝利、優勝投手となった。アストライアは3月の京都大会以来、3大会ぶりの優勝。決勝戦で最も活躍した選手に贈られる「JTB賞」には4回の逆転適時打を含む2安打3打点を記録した中平(アストライア)が受賞。「大会MIP賞」には、今大会8打数4安打3打点、打率.500を記録した川端(アストライア)が選出された。

 ▼アストライア・川端主将 (6、7回のヒットは)ランナーをかえす思いがヒットになった。今大会は何としても優勝したかったので、その思いがボールに乗った。勢いで先制されましたが、負けられない思いが強かったのでみんなで守り、つなぎました。勝てなかった時期は、チームの雰囲気も良くなかったですが、やはりチームワークが大事なので、もう一度見直し、一つになることが出来た。それが今大会の勝因だと思います。

 ▼アストライア・片平監督 3月の京都大会で初めてティアラカップを制してから、約1カ月勝ち星に恵まれませんでした。みんなグランドで努力し、苦しい状況の中よく頑張ってきたと思います。先発の中島もこれまで一度も勝てなかったので、優勝投手という結果は本当に良かったです。

 決勝戦に先立って行われた3位決定戦は、サウスディオーネが橋本のサヨナラ安打で勝利。5点差を逆転した。
ディオーネは1点差で迎えた最終回、先頭の田中幸が四球で出塁し、続く田中朋がプロ入り通算100安打となる右前打で続くと、川崎が送り、1死二、三塁。川畑が凡退し江嶋の死球で満塁にすると、1番橋本がウエストフローラ・小西のストレートをはじき返し、劇的なサヨナラ勝ちを決めた。

 ▼ディオーネ・橋本 初回の入りが悪く、5点先制されてしまいましたが、ディオーネの粘り強い全員野球で徐々に点差を縮めていきました。ベンチに帰ってから監督に「ナイスバッティング」と言われました。今回はホームゲームなので、何としても1勝したかったです。

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