イチロー「うまく引っ掛かってくれれば」 トリックプレーで魅せた

[ 2013年5月4日 11:11 ]

6回、アスレチックス無死一塁、右翼フェンス直撃の安打を放ち、二塁を狙ったドナルドソンを好返球で刺したヤンキースのイチロー

ア・リーグ ヤンキース0―2アスレチックス

(5月3日 ニューヨーク)
 ヤンキースのイチローは3日、ニューヨークで行われたアスレチックス戦に、日米を通じて初の「5番」で先発出場。4回に左前打を放つなど4打数1安打で、内容は遊飛、左前打、空振り三振、遊ゴロだった。

 イチローは4回1死、グリフィンのチェンジアップを捉えて左前へ。3試合連続安打を記録したが、得点にはつながらなかった。

 この日は打撃より、右翼の守備で魅せた。0―1の6回無死一塁、5番ドナルドソンがあわや本塁打の大飛球を放つと、イチローはバックしながらグラブを構える“フェイント”。打球は頭上を越えてフェンスに直撃、ワンバウンドで処理したイチローはすぐさまレーザービームで返球し、二塁を狙ったドナルドソンを刺した。一塁走者はイチローの頭脳プレーでスタートが遅れ、三塁でストップ。最少失点にとどめた。

 試合後、「うまく引っ掛かってくれればと思った」と“トリックプレー”を振り返ったイチロー。それでも「本当は一、二塁で止めたい」とやや残念そうだった。

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