メッセ、トップタイ4勝目!3回まで3失点も「修正できた」

[ 2013年5月4日 08:20 ]

<神・ヤ>4勝目を挙げたメッセンジャーはナインとハイタッチ

セ・リーグ 阪神14-3ヤクルト

(5月3日 甲子園)
 粘りの投球で「不敗神話」を継続した。阪神先発のメッセンジャーは本調子でない中、7回3失点にまとめ、DeNA・山口に並ぶリーグトップタイの4勝目をマーク。これで助っ人右腕が登板した日は、今季負けなしの5連勝で、昨年9月23日の中日戦(甲子園)から9連勝と勢いは止まらない。

 「3回まではインステップになり、球が高くて浮いてしまっていた。(4回からは)しっかり修正できたと思う」

 初回、1死二塁からミレッジに左前適時打であっさりと先制点を許すなど、3回までに5安打を浴び3失点。フラフラの投球だったが、打線の強力援護もあり、なんとか持ちこたえた。4回からは制球も改善。低めにボールを集め、7回までを1安打に封じ込めた。

 バットでも輝きを放った。2回無死一塁からバスターを決めて左前打。「宮本さん、畠山さんが(バント想定で)チャージしてくるのが目の隅に見えたからね。しっかり芯(しん)に当たってくれて良かった」。ヤクルト内野陣のバントシフトをあざ笑うかのような強烈な打球で後の猛攻6連打にしっかりと貢献した。

 「自分の投げる時は(野手が)打ってくれるのでね。素晴らしい攻撃力。帽子を取って感謝しなければいけないね」。先発投手ではリーグ単独トップとなる4勝目もメッセンジャーは白星をアシストしてくれる野手陣に最敬礼した。

 ヤクルトとは早くも今季3度の対戦で2勝目。次回登板も10日の同戦(松山)が予想される。「またヤクルト? それはハードラックだね…。他のチームにも投げたいよ(笑い)」。4度目の対戦でも背番号54がツバメ打線の前に仁王立ちする。

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2013年5月4日のニュース