また打球直撃も…成瀬 気迫の111球完投「逆にバランス良くなった」

[ 2013年5月4日 17:38 ]

5回、ソフトバンク・ペーニャの打球を左脚に受け、痛がるロッテ先発の成瀬

パ・リーグ ロッテ3―1ソフトバンク

(5月4日 ヤフオクD)
 ロッテ・成瀬が9回111球を投げ抜き、今季初の完投勝利。今季既に2勝を挙げているソフトバンクを3安打1点に抑え込んだ。

 5回、ペーニャの打球が左足に直撃し、痛みのあまりマウンドに倒れ込んだ。打球を右足に受け降板した開幕戦の悪夢再びと思われたが、成瀬はベンチに戻って治療を受けた後、再びマウンドへ。「どうしても勝ちたい気持ちからか、痛みが和らいだ」と続く細川を空振り三振に斬ってみせた。

 成瀬は「開幕戦と一緒で降板するかと思った」というが、このアクシデントで「逆に投球のバランスが良くなった」。6回は内川に先制弾を浴びたが、その後はコーナーを丁寧に突く投球でソフトバンク打線を無安打に封じ「ことしで一番良かった」と勝利を喜んだ。

 伊東監督も「これぞエースという投球をしてくれた」とエースを絶賛。成瀬は「若い選手が頑張っている。若い力で引っ張っていきたい」と快進撃を誓った。

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