糸井が満塁一掃!マエケン、沢村奪三振ショー!日本連勝

[ 2013年3月3日 22:07 ]

<日本・中国>5回1死満塁、走者一掃の適時二塁打を放った糸井はバーンポーズを決める

WBC1次ラウンドA組 日本5―2中国

(3月3日 ヤフオクD)
 第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇に挑む日本代表は3日、福岡市のヤフオクドームでの1次ラウンドA組で中国代表を5―2で撃破。ブラジル戦に続く連勝を飾った。

 2日のブラジル戦に逆転勝ちしている日本の先発は前田(広島)、この日が初戦となる中国の先発は羅夏。

 日本は中国戦に勝てば上位2チームが進む2次ラウンド(8~12日・東京ドーム)に大きく前進する。

 2日のブラジル戦で代打出場し、勝ち越しの二塁ゴロを放った阿部(巨人)が4番で先発出場。3番には2試合連続で内川が、5番には糸井(オリックス)、7番には中田(日本ハム)が入った。

 先発・前田は初回無安打、1三振。三者凡退で抑える上々の立ち上がりを見せた。その裏、日本は2死から中前打で出塁したものの、盗塁死。結果的に3人で攻撃を終了した。

 中国は2回も三者凡退。日本が先制したのはその裏。1死後、四球で出塁の糸井が二盗成功。長野(巨人)は投ゴロに倒れたが、中田が左前へ適時打。快足・糸井がホームを踏んだ。さらに2死満塁と攻め立てたが、坂本(巨人)は右飛に倒れた。

 前田は3回、初めて四球で走者を出し、盗塁で2死二塁としたが、1番・崔暁を投ゴロに打ち取る。外野へ打球が飛んだのも3番・李磊の左飛のみという完璧な投球を見せた。

 4回、1死から李磊が中国初安打となる左中間二塁打。だが、4番・レイ・チャンは三ゴロ、5番・チュ夫佳はフルカウントから空振り三振とあとが続かない。前田は5回も三者凡退に抑え、1安打6三振。セ・リーグの、日本のエースの力を見せつけた。

 追加点が欲しい日本は5回、先頭の松田(ソフトバンク)が三塁内野安打で出塁。坂本の投前犠打で1死二塁に。さらに暴投、松井(楽天)四球で一、三塁。絶好機に内川が得意の右打ちで2点目を叩きだした。続く4番・阿部は四球で満塁。糸井が走者一掃の中越え二塁打を放ち、日本が一気に5―0とした。

 6回、侍ジャパンのマウンドには内海(巨人)が上がり、三振、左飛、三振、3人で片付けた。その裏、日本は1死一、二塁としたが、内川、阿部が凡退し無得点。

 7回、内海が簡単に2死としたところで、涌井(西武)に交代。日本が小刻みなリレーを見せる。涌井はチュ夫佳を見逃し三振で役目を果たした。

 8回からは沢村(巨人)が登板、阿部に代わり炭谷(西武)がマスク。若いバッテリーが中国を3者連続三振に切って取った。

 9回は巨人の山口がマウンドへ。いきなり連打を食らい無死一、二塁に。2度のバッテリーエラー、内野ゴロで2点を失ったが、最後は三振で締め、中国を振り切った。

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