沢村賞にソフトバンク・摂津 両リーグ最多17勝を評価

[ 2012年10月29日 17:19 ]

沢村賞を受賞し、記者会見で笑顔を見せるソフトバンク・摂津正投手

 プロ野球創設期の名投手、故沢村栄治氏を記念した「沢村賞」の選考委員会が29日、都内で開かれ、ソフトバンクの摂津正投手(30)が初めて選出された。ソフトバンクでは2006年の斉藤和巳以来の受賞。

 摂津は先発転向2年目の今季、両リーグ最多となる17勝を挙げて自身初となるパ・リーグの最多勝利と最優秀投手(勝率1位)のタイトルを獲得。今季の成績は17勝(5敗)、防御率1・91、投球回数193回1/3、3完投、153奪三振、27試合登板、勝率7割7分3厘。同賞の選考基準は15勝、防御率2・50、200投球回、10完投、150奪三振、25試合登板、勝率6割の7項目で、摂津は投球回、完投以外の5項目をクリアした。

 ▼ソフトバンク・摂津の話 選ばれるとは思っていなかったです。投手として最高の賞なので本当にうれしいです。中継ぎをやった経験を生かせたから、この賞をいただけた。(来季は)期待に応えられるように、ことし以上の成績を残したい。

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