G阿部の母校・安田学園 センバツ初切符確実に

[ 2012年10月29日 06:00 ]

<安田学園・早実>優勝を決め抱き合って喜ぶ安田学園ナイン

秋季高校野球東京大会決勝 安田学園2―1早実

(10月28日 神宮第2)
 来春センバツの重要な参考資料となる秋季高校野球東京大会決勝が28日、神宮第2球場で行われ、安田学園が早実を2―1で下して初優勝。センバツ出場が確実となった。同校OBの巨人・阿部慎之助捕手(33)もかなわなかった春夏通じて初めての甲子園切符をつかみ取った。

 安田学園は日本一を狙うOBの巨人・阿部より一足先に頂点を勝ち取った。2回1死一、三塁から7番・本宮のセーフティースクイズと相手の失策で2点を先制。エース大金が151球の力投で7安打1失点完投でリードを守り抜いた。

 「腰と腕がもう限界だったけど、気持ちでいくしかないと思って投げた。(甲子園は)まだ実感がない」。エースはそう言って、満面の笑みを浮かべた。準々決勝の佼成学園戦で7回参考ながらノーヒットノーランを達成。全5試合を1人で投げ抜き、初優勝に大きく貢献した。OBで大先輩の巨人・阿部には会ったことはないが「同じ高校で誇りです」と刺激を受けている。来春のセンバツ出場を確実にし「(大金がリードを)よく守ってくれた。歴史をつくったのは大きいこと」と森泉弘監督。強豪・早実からの大金星で自信を深め、甲子園で大暴れする。

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2012年10月29日のニュース