「びびってんじゃねーよ」ルーキーの金本斬り呼んだ阿部のゲキ

[ 2012年9月17日 08:55 ]

<巨・神>最後の東京ドームで(左から)金本は小笠原、高橋由、阿部から花束を受け取る

セ・リーグ 巨人4-2阪神

(9月16日 東京D)
 3冠王を狙う巨人・阿部は3回に本塁打争いでトップに3本差と迫る24号ソロ。初回の先制打を含む猛打賞の活躍で、阪神との今季最終戦の勝利に貢献した。

 5月に腰痛で4試合欠場したが、7月31日の中日戦(東京ドーム)から42試合連続出場。その間も左かかと、爪先、右足首と故障が相次いだ。9月2日のDeNA戦(同)では本塁上の交錯で左膝を激しく打撲。担架で運ばれ負傷退場しながら、移動日を挟んだ4日の阪神戦(甲子園)では第1打席に本塁打を放った。この日も下半身の状態も考慮され、6試合ぶりの一塁での先発だった。

 試合前には今季限りでの引退を表明した阪神・金本に、高橋由、小笠原とともに花束を手渡した。4回、金本が歴代単独10位となる通算475号本塁打を放つと、「俺も何発も打たれたなあと思った」と一塁から感慨深げに見上げた阿部。7回2死満塁で打席に金本を迎えると、マウンドの新人・高木京に駆け寄り「びびってんじゃねーよ。思い切っていけ」とゲキを飛ばした。「正直、ビビりました」という高木京だったが、主将のゲキに応えて鉄人を空振り三振に斬ってみせた。

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