希望は東京の大学だった…金本“打倒東京”原点は学生時代

[ 2012年9月17日 09:22 ]

<巨・神>4回1死一塁、右越えに2点本塁打を放ち笑みを浮かべながら塁を回る金本
Photo By スポニチ

セ・リーグ 阪神2-4巨人

(9月16日 東京D)
 阪神・金本が最後の伝統の一戦で、歴代単独10位となる通算475本塁打を放った。0―4で迎えた4回1死一塁、24歳年下の宮国が1ストライクから投じた2球目のフォークを完璧に捉えた。

 「何とか田淵さんの記録を抜きたいと思っていましたが、本当に打ててよかったです」と話した金本。右翼スタンドの巨人ファンも「おめでとう」と記されたボードを掲げて祝福した。

 打倒巨人。その原点は大学時代にあった。大学進学時に東京の大学を希望しながら、夢はかなわず1年間の浪人生活。アルバイト生活などを経て、東北福祉大学に進学した。02年に亡くなった当時の伊藤義博監督には「中央(東京)の大学に負けるな」と教え込まれた。4年時には大学選手権で初優勝。今も墓参りを欠かさない恩師の教えがプロ入り後、球界の盟主・巨人との戦いの中で生きた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年9月17日のニュース