多村だ!摂津だ!ソフトバンク“勝負服”で2位に2差

[ 2012年9月17日 22:20 ]

お立ち台でポーズをとる16勝目のソフトバンク・摂津(左)と決勝2ランの多村

パ・リーグ ソフトバンク2-1西武

(9月17日 ヤフーD)
 逆転Vへ!ソフトバンクが完全に息を吹き返した。前日の首位・日本ハム撃破に続き、2位・西武との接戦を制して連勝。西武とのゲーム差を2に縮めた。

 やはり“勝負服”の威力は絶大だった。この日は「VVグリーン」ユニホームで試合に臨んだ。12勝5敗1分けと高い勝率を誇ることから、秋山監督が“ゲン”をかついだものだった。

 緑色に染まったスタンドの中で、エース・摂津が躍動した。多村の先制2ランで援護を受けた直後の3回に1点を失ったものの、その後は西武打線に封じ込めた。7回を6安打1失点。そのあとを受けたリリーフ陣がしっかりとリードを守り切り、2位に3勝差をつけるリーグ単独トップの16勝目を手に入れた。

 「自分のピッチングをするだけだと思っていました。調子は良くなかったが、試合をつくれてよかったです」。

 秋山監督は「(摂津は)かなり緊張して、飛ばしていったと思うが、多村の一発が大きかったね」と2人のヒーローを称えた。

 ハード日程も乗り越えてつかんだ大きな1勝だった。前日、札幌での試合後、福岡へ戻る予定だったが、台風16号の影響で搭乗予定便が欠航。この日、チームは5時起床での移動を余儀なくされていた。そんな状況でも、大事な西武との3連戦初戦をもぎとった。「きょうは選手はぐっすりと眠れると思いますね」。苦笑いを浮かべた指揮官は、たくましい選手たちとともに、この2連戦で、西武の背中をしっかりととらえるつもりだ。

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