武田“ダル2世対決”で雪辱6勝目!中田にもリベンジ

[ 2012年9月17日 06:00 ]

<日・ソ>5回無死一塁西川(右)の投ゴロを捕球しタッチする武田

パ・リーグ ソフトバンク5-2日本ハム

(9月16日 札幌D)
 3連敗中のソフトバンクを19歳の武田が救った。首位・日本ハム相手に5回5安打2失点と踏ん張り6勝目。ドラフト制導入後、ホークスの高卒1年目では02年寺原(現オリックス)に並ぶ最多勝利だ。

 「きょうはポイントというか、勝負するところでは勝負できました」。最大のピンチは5回1死一、二塁で中田を迎えた場面。9月2日の対戦(ヤフードーム)ではプロ初アーチを浴び、この日も初回に左前適時打を許した。だが肝っ玉ルーキーは攻める気持ちを失わない。3球目に内角高めで胸元をえぐると、最後は150キロ直球で空振り三振に仕留め「あそこは絶対に打たせたくないと思った」。チーム方針による球数制限により5回80球で降板したが、2日の対戦で投げ負けた日本ハム・中村との「ダル2世対決」も制した。「きょうは意地でも負けられない試合」。笑顔の奥に、負けず嫌いの性格をのぞかせた。

 ▼日本ハム・中村(5回3失点で今季初黒星)自分の悪いところが出てしまった。(投げ合った武田のことは)全く意識はしなかった。

 ≪寺原に並んだ≫武田(ソ)が5回2失点で今季6勝目。ソフトバンクの高卒新人ではダイエー時代の02年寺原と並び、ドラフト制後の球団最多タイとなった。なおドラフト制以前では、南海時代の54年に宅和本司がプロ野球記録の26勝を挙げている。

続きを表示

2012年9月17日のニュース