鵜久森連発!首位ロッテに0差「左を打つのが僕の仕事」

[ 2012年7月27日 06:00 ]

<ソ・日>6回1死三塁、2ラン本塁打を放つ日本ハム・鵜久森は中田(左)の出迎えに笑顔

パ・リーグ 日本ハム5-3ソフトバンク

(7月26日 ヤフーD)
 忘れかけていた感触を思い出した。8年目の日本ハム・鵜久森(うぐもり)が2打席連続本塁打。それも今季チームが3敗を喫していた天敵・山田からの2発だけに価値は大きい。「左(投手)を打つのが僕の仕事なので。僕みたいな立場はガンガンアピールしていかないといけない」。5回の今季初本塁打は同点ソロ。6回はダメ押し2ランと、いずれもファーストストライクをしっかり叩いた。

 愛媛・済美3年時の04年センバツで優勝、夏も準優勝したチームの主砲として甲子園歴代3位タイの通算5本塁打。右の大砲として同年ドラフトで入団も、なかなか芽が出ずに苦しんだ。昨年7月30日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で杉内からようやくプロ初本塁打。その後8月14日の2号、そしてこの日の2発といずれもソフトバンク戦で左投手から。今季4度目の先発出場のチャンスで、しっかりと存在をアピールした。

 「焦った時期もあったけど、監督やコーチに感謝です」と話した鵜久森の活躍で、チームは3連勝。ロッテとゲーム差なしの勝率4厘差に迫った。27日にも5月10日以来の首位に立つ。

 ▼日本ハム・栗山監督(先発に抜てきした鵜久森の2本塁打に)左投手の内角に入ってくる球には強いと思っていた。いい球をどんどん振っていった。覚悟が見えていたよね。良かった。

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2012年7月27日のニュース