原巨人 東京D11連勝!加治前粘って逆転押し出し

[ 2012年7月27日 06:00 ]

<巨・D>7回2死満塁、押し出しの四球を選びガッツポーズする巨人・加治前

セ・リーグ 巨人6-4DeNA

(7月26日 東京D)
 巨人は26日、DeNAに6―4で逆転勝ち。東京ドームでは引き分けを挟んで球団新記録の11連勝となった。1点を追う7回無死満塁から高橋由伸外野手(37)の押し出し死球で同点に追い付き、さらに2死満塁から代打・加治前竜一外野手(27)の押し出し四球で決勝点を奪った。今季最多の9四死球を生かし4連勝。貯金は今季最多の22となった。

 苦労人・加治前の粘り。それこそが、球団新記録となる東京ドーム11連勝に導いた。7回に高橋由の押し出し死球で同点に追いつき、なおも2死満塁。代打で10球粘った末に押し出し四球を選び、勝ち越しの1点に会心のガッツポーズだ。

 「打ちたいと思って打席に入ったんですけど。しっかりと選べて良かったです」。大原慎の初球はスライダーでストライクだったが「狙い球は自分の中でしっかり決めていた」。標的は直球系。2、3球目は直球系のシュートがともに低めに外れた。4球目はスライダー。「待ってはなかったが打てる球だった」。追い込まれて悔やんだ。だが表情には出さず、その軌道を頭に焼き付けた。7球目の低めに外れたシュートを除き、5球目から計4球あったスライダーをファウルでしのいだ。特に9球目は高めのボール球のスライダーも紙一重でバットに当てた。「下手したら空振り。ツイてました」。10球目は大きく外れ、粘り勝ちだ。狙い球の直球系は4球全てがボールだったが、見極めて低めには1度も手を出さなかった。

 これが今季8打点目だが、実に4度目の勝利打点。昼の2軍戦に5番・左翼で出場し、ダブルヘッダーをこなす年俸800万円の苦労人。2年前には車上荒らしの被害に遭ったこともあった。犯人グループが逮捕されたが「ツイてるんだか、ツイてないんだか。でもツイてないですよ」と下を向いたこともあった。それでもめげず、5年目の今季は初めて1軍に定着し、驚異の粘り腰がラッキーボーイ的な活躍を呼び込んでいる。

 2失策に13残塁と攻守に雑が見られ「とにかく反省の多い試合だった。箇条書きにしたら10行くらいある」と顔をしかめた原監督も「もう2度目じゃないか。いい活躍、貴重なね」と絶賛。詳しく言えば、加治前の今季押し出し四球は両リーグ最多タイの3度目でした。お立ち台では「正直いいのかな?」と恐縮した背番号50。勝利を呼ぶ代打の切り札は快進撃になくてはならない存在だ。

 ≪本拠地球場最多は83年後楽園の15連勝≫巨人は1分けを挟んで4連勝。東京ドームでは6月11日ロッテ戦から1分けを挟み11連勝となった。巨人の本拠地球場での最多連勝は83年後楽園でマークした15連勝だが、東京ドームでは89年6~8月、08年8~9月の10連勝を抜く最多記録だ。この日は加治前が7回勝利打点となる押し出し四球。今季加治前のV打は4度目でチームでは阿部11、村田6、高橋由、長野各5に次いで5番目に多い。また今季押し出しは6月8日西武戦、同月23日ヤクルト戦に次いで3度目。両リーグで押し出し3度は鳥谷(神)、平野(神)、倉(広)と並ぶ最多タイになった。

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