帝京のエース・渡辺 聖地で“リベンジ”を!

[ 2012年6月17日 06:00 ]

2年連続の甲子園出場を狙う帝京のエース渡辺

東東京大会

 悪夢を味わったあの夏から間もなく1年を迎える。「去年は自分のせいで負けた。あの悔しさは忘れていない。もう一度甲子園に行きたい」。連覇を狙う帝京のエースとして迎える最後の夏。渡辺が悲壮な決意を口にした。

 昨夏の甲子園で、背番号10を背負って公式戦初先発した2回戦の八幡商戦。8回まで2安打無失点の好投も、9回1死から3連打と味方の失策で3―1とされ、そこから満塁本塁打を浴びて大逆転負けを喫した。初めて背番号1を背負った今春の関東大会でも、2回戦の高崎健康福祉大高崎戦で、1―0の9回に同点打を許し、延長10回に逆転負けを許した。

 1メートル80、92キロの大柄な体格。最速140キロの直球に加え、強打の帝京で4番も打つ逸材なだけに、課題は気持ちの弱さだけ。「エースとして信頼される投球をしたい」。今夏はチームの大黒柱として自らの手で甲子園へと導く。

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2012年6月17日のニュース