用意周到だった巨人 原監督の狙い通りの戦いで交流戦優勝

[ 2012年6月17日 07:49 ]

<楽・巨>セ初獲ったぞ~!交流戦の優勝トロフィーを高々と掲げる巨人・原監督

交流戦 巨人10-1楽天

(6月16日 Kスタ宮城)
 巨人が交流戦8年目でセ・リーグ球団として初の優勝を果たし、優勝賞金5000万円を獲得した。

 用意周到に準備を進めた。交流戦前の最後のカードとなった5月12日のヤクルト戦(秋田)。7回に3番・坂本がセーフティースクイズを敢行し、延長10回には4番・村田に今季2度目となる送りバントのサインを出した。4番の犠打で、ナインに1点をもぎ取る意識を徹底させた。

 交流戦前半の12試合は投手陣が1試合平均1・5失点、打線は平均3・3得点ながら接戦を競り勝ち、10勝2敗でターン。「先発ピッチャーが試合をつくり、数少ないチャンスを得点した」と狙い通りの戦いだった。

 一手先を見ながら采配を振る指揮官の息抜きの一つが読書。5月に手にしたのは藤尾秀昭氏の著書「プロの条件」だ。「仕事をすることによって報酬を得ているものは“プロ”でなければならない」など、記されていたのは仕事への心構えや準備の大切さ。「いいこと書いてあるんだよね」。選手に「準備」を求める指揮官は、過去に苦戦した交流戦へ「プロの条件」同様、準備を整えた。

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2012年6月17日のニュース