村田 巨人で苦労?「一本もなかった白髪出た 個人的にはかなりショック」

[ 2012年6月17日 07:27 ]

サインを手に笑顔を見せる巨人・村田

巨人・村田インタビュー

 巨人・村田修一内野手(31)が本紙の独占インタビューに答え、プロ入り後、自身初となる「優勝」の喜びを語った。

 ――日替わりでヒーローが出る重量打線の中で4番を任されている。

 「不思議な感じはします。数字なら僕より打っている選手が周りにいる。その中で自分なりに考えながら工夫して毎打席送れていると思います。ヒーローが偏らないのは強いチームの象徴。この巡り合わせは凄い。打線が、本当の打線になっている。相手投手は全員に神経使うから消耗が違うと思いますよ」

 ――個人の成績としては、交流戦開幕時点で通算本塁打はトップ(現在46本)だったが、西武・中村(同51本)に抜かれた。

 「別にいいんじゃないですか。個人成績を求めてここに来たわけじゃない。それよりも大事なものを、優勝を手にできたのが一番」

 ――もちろん新天地での重圧や苦労もあった。

 「一本もなかった白髪が出ましたから。個人的にはかなりショックでした。体重もどんどん減り一時90キロを切ったのは4、5年ぶり。やばいと思ったのは5月24日の練習日。朝起きたら、腰に今まで感じたことのない張りを覚えた。普段、試合のない日は治療を受けないのですが、慌ててお世話になるトレーナーの先生を呼びました。今はもう大丈夫ですが、見えないところで何かと戦っていたのは事実」

 ――そんな状況を乗り越えられたのも、勝ち続ける喜びがあってこそ。

 「そうですね。でも交流戦優勝が一番の目標ではない。真の目的は先にありますから。リーグ優勝、その先の日本一まで。この喜びは今夜だけで胸にしまいまたあすからも勝ち続けます」

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2012年6月17日のニュース