高橋周 森野以来の高卒新人弾!「お父さんにプレゼントします」

[ 2012年6月17日 16:07 ]

ファンの声援に応える、プロ初本塁打を放った中日・高橋周

交流戦 中日3―2オリックス

(6月17日 京セラD)
 中日のドラフト1位ルーキー、高橋周がプロ初本塁打を放った。

 8回、先頭打者の高橋周は寺原の2球目の真っ直ぐを左翼へ運び、1―1の均衡を破るアーチに。プロ4本目の安打は忘れられない一撃となった。

 第2打席までは寺原の速球に差し込まれながらも、タイミングを計っていた。「思い切り振ったのが良かった。まさか入るとは思わなかった。コーチにも期待してないと言われたし、その方がやりやすい」と、初本塁打を振り返った高橋周。1点差に追い上げられ、本塁打が出ればサヨナラ負けという9回は最後のゴロを落ち着いたフィルディングで処理した。

 起用に応えた孫ほどの年齢の大器に、70歳の指揮官は「点が取れない状況で打ったんだからすごい」と相好を崩した。

 中日の高卒新人の本塁打は1997年の森野以来だ。リーグ戦再開へ、若い力がチームに弾みをつけた。

 17日は父の日。特に意識はしていなかった高橋周だが、手元に戻ってきたボールは「お父さんにプレゼントします」と笑顔で答えた。

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2012年6月17日のニュース