奪首&マジック点灯ならず…ロッテ、杉内攻略も逆転負け

[ 2012年6月11日 21:22 ]

5回巨人打線につかまり、降板するロッテ先発の渡辺俊(中央)

交流戦 ロッテ4―8巨人

(6月11日 東京D)
 ロッテは交流戦首位の巨人に4―8で逆転負け、交流戦の首位奪取と優勝マジック点灯はならなかった。5月30日にノーヒットノーランを達成するなど25回連続で失点のなかった巨人・杉内を攻略し、3回でKOしたが、先発の渡辺俊が5回途中で降板、救援陣も踏ん張れなかった。

 ロッテは2回2死から今江が杉内のスライダーを右翼席に運ぶ3号ソロ。「打ったのはスライダー。うまく体が反応してくれた」と今江。杉内には、昨季も20打数6安打で打率3割と相性がよく。「一球で仕留められたのは大きい。先制点を取れ、相手にプレッシャーをかけられた」と自画自賛した。

 ロッテは3回にも先頭の里崎が左前打で出塁、渡辺俊が送り、清田の四球、根元が右前打で1死満塁。井口の右犠飛で1点を加え、さらにサブローも右中間フェンス直撃の2点適時二塁打を放ち、リードを4点に広げた。

 ところが、その裏、渡辺俊が1死一、二塁からエドガーに右前2点適時打を浴び、5回には長野、寺内に連打を許し、無死一、三塁のピンチを招いて降板した。代わった中郷は坂本のニゴロの間に1点失い、村田を三振に仕留めたものの、阿部に逆転2ランを被弾。6回には3番手の中後が長野に2ランを浴び、4番手の大谷も坂本に適時二塁打を許してしまった。

 9回には代打で登場したルーキー鈴木がプロ初安打となる右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、敵失もあって1死一、三塁としたが、井口が遊ゴロ併殺に倒れてゲームセット。勝てば、交流戦首位浮上、引き分けでも交流戦Vマジックが点灯するばずの試合で痛い逆転負けを喫した。

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