救援炎上で勝ち消えるも 釜田また好投7回1失点

[ 2012年6月11日 06:00 ]

<D・楽>6回のピンチをしのいだ釜田はスタンドにボールを投げ込む

交流戦 楽天2-6DeNA

(6月10日 横浜)
 18歳の新人が粘ってつかんだ勝利投手の権利が簡単に消えた。

 楽天の釜田が7回7安打1失点の力投も中継ぎ陣が8回に5失点で逆転負け。3連敗で5月11日以来の借金1となった星野監督は「(3連敗は)同じような試合ばっかり」と嘆いたが「釜田はよう投げた」と評価した。

 走者を許しながら粘った。2回は筒香から自己最速にあと1キロと迫る152キロの直球で空振り三振。7回2死二塁は石川から狙い通りに内角スライダーで空振り三振を奪い、ガッツポーズを見せた。7回途中で降板した20歳年上のDeNA・三浦よりも長くマウンドで投げたが、08年のロッテ・唐川以来となる高卒新人での無傷の3連勝は次回に持ち越しとなった。

 自己最多となる126球の力投が実らなかった釜田は「次は完投を目指したい」と気持ちを切り替えた。次回登板は17日の巨人戦(Kスタ宮城)。18歳は下を向かない。

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2012年6月11日のニュース