阿部 逆転2ラン!巨人が首位守り、交流戦Vへ前進

[ 2012年6月11日 21:25 ]

5回、逆転2ランを放ち杉内(18)らに迎えられる巨人・阿部(中央)

 プロ野球交流戦、巨人―ロッテ4回戦は11日、東京ドームで行われ、巨人が8―4で逆転勝ち、中日とともにリーグ30勝一番乗りで、交流戦首位を守った。ここまでリーグトップの8勝、交流戦通算最多タイの22勝目を誇る杉内が3回4失点でKOされたが、打線が2本塁打を含め11安打と奮起。交流戦2位のロッテを粉砕し、セ・リーグ初となる交流戦優勝に前進した。

 初回、巨人の先発・杉内は3者凡退と上々のスタートを切ったが、2回に2死から今江に外角寄りのスライダーを右翼席に運ばれ、先制を許すと、3回には先頭の里崎に左前打、1死後、清田に四球を与え、根元の右前打で満塁のピンチ。井口に右犠飛、サブローにも右中間フェンス直撃の二塁打を浴びて、この回3失点。その裏の打席で代打を送られて降板した。

 巨人は4回、村田の左前打、高橋由の右中間二塁打で1死二、三塁とし、エドガーの右前適時打で2点差に迫ると、5回には先頭の長野が中越え二塁打、寺内が左前打を放ってロッテの先発・渡辺俊をKO。坂本のニゴロの間に1点を返し、なおも2死二塁から阿部が右中間へ逆転の8号2ラン。阿部は「クイックの速いピッチャーなので立ち遅れないように準備をしていた。バットが“スパッ”と出てくれた。バッテリーとしては序盤に試合を崩しかけてしまったので、何とか打つことができて良かった」。

 6回2死満塁のピンチを切り抜けた巨人はその裏、2死三塁から長野がバックスクリーン左へ5号2ラン。さらに2死一塁から坂本の右中間適時二塁打で1点を加えて、リードを4点に広げ、7回はマシソン、8回は山口が3者凡退に抑え、9回に登板した西村は1死一、三塁のピンチを招いたが、井口を遊ゴロ併殺に仕留め、無失点で切り抜けた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年6月11日のニュース