５９５日ぶりの白星に涙　安藤「感無量です」

＜ヤ・神＞ヒーローインタビューで涙する安藤

セ・リーグ 阪神３－１ヤクルト

（4月5日 神宮）
　３４歳のベテランはマイクを向けられると嗚咽（おえつ）を漏らした。阪神の安藤が７回６安打無失点で１０年８月１９日の横浜戦（横浜）以来５９５日ぶりの白星。「感無量です」と涙をぬぐった。

　毎回走者を許したが、執念で粘った。右肩痛が響き、昨季は１試合の登板にとどまりプロ１０年で初の未勝利に終わった。復活を期し昨秋のキャンプにも志願参加。オープン戦３試合１３イニング無失点で先発６番手に滑り込み、またゼロ行進を続けた。グラブに「辛抱」と刻む右腕は「辛抱して粘り強く投げるのが僕の投球。道のりは長かったが、これから貢献したい」と完全復活を誓った。