ダル隠しにやり返した…エ軍も新加入のウィルソン隠し

[ 2012年3月26日 06:00 ]

ウオーミングアップするレンジャーズのダルビッシュ

 レンジャーズがダルビッシュ有投手(25)をめぐり、早くも同地区の最大のライバル、エンゼルスと火花を散らした。エ軍はこの日、25日(日本時間26日)のレ軍戦先発予定だったウィルソンをマイナー戦に変更。エ軍のマイク・ソーシア監督は「開幕に向けて細かい調整がしたかった」と説明したが、新戦力を隠したのは明白だった。

 本来ならば同日はダルビッシュ対昨季までレ軍のエースだったウィルソンの投げ合いが実現するはずだった。しかし19度激突する公式戦を見据えたレ軍はダルビッシュを温存。右腕のためにわざわざ紅白戦を設けた。ならば目には目を…と、エ軍も新加入した左腕の登板を回避させ、やり返した。レ軍のロン・ワシントン監督は「(エ軍を)嫌う理由などない。ただ勝ちたい、それだけだ」と話したが、情報戦に陽動作戦と既に激しい駆け引きが始まっていた。

 渦中の人となったダルビッシュはこの日、約5分間のキャッチボールで自身の腕の振りなど感触を確認。翌日の紅白戦登板に備えた。5回、80球をめどに投げる予定で、開幕に向けてもう1段階ギアを上げる。

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2012年3月26日のニュース