地球環境　通信制高校初の甲子園１勝ならず

＜地球環境・履正社＞ロジンの粉を巻き上げて力投する地球環境先発の漆戸

センバツ１回戦 地球環境２―５履正社

（3月25日 甲子園）
　地球環境（長野）は昨春４強の履正社に敗れ、通信制高校初の甲子園１勝は夢と消えた。

　同点の６回２死三塁で、エース右腕・漆戸駿が沖田に決勝の左越え２ランを被弾。攻撃では相手と同じ８安打でも、犠打の失敗などで好機を生かせず。漆戸は「緊張して自分をコントロールできなかった」と唇をかんだ。日本高野連に登録している全国９校の通信制高校の代表として臨んだ初の甲子園。選手は長野県佐久市内の校舎近くで全員寮生活をしており、午前に授業を受け、午後から約４時間の練習を行う。羽鳥均監督は「関心を持ってもらえることは、うちにとって大きい」と話し、夏に聖地に戻ってくることを誓った。