藤岡 中田に実力見せつけられた「同学年で意識」

[ 2012年3月26日 06:00 ]

<ロ・日>3回表1死一塁、中田に左越えに2ランを浴びたロッテ・藤岡

オープン戦 ロッテ2-4日本ハム

(3月25日 QVC)
 打球を見届けたロッテの藤岡は悔しさを隠し切れなかった。本拠地初登板でオープン戦初被弾。しかも、同い年の中田にプロの洗礼を浴びた。真ん中に入った失投を一撃で仕留められ、強打者の確かな力を肌で感じ取った。

 「同学年ということで意識したし、できれば抑えたかった。甘い球を打たれてしまって、いい打者だなと思った」

 中田との3打席。計7球全て直球を投じて長打2本を浴びた。結果よりも現状での力関係を把握することを優先。「初対戦だったのでどんな打者か試したかった。開幕したらいろいろな球を使って抑えたい」と言った。中田には打たれたが、プロ最長7回を8安打3失点と試合をつくった。田中、稲葉、小谷野の主力からは変化球で空振り三振を奪った。緩急を使えば抑えられると言わんばかりの切れ味だった。

 試合後、西村監督は藤岡を開幕3戦目の4月1日楽天戦(Kスタ宮城)で先発デビューさせることを明言。その後も中6日で日曜日に登板を固定する意向も明かした。ロッテには「サンデー兆治」、「サンデー晋吾」がおり、藤岡は「3代目ですね」と笑った。杜の都から「サンデー貴裕」物語が始まる。

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2012年3月26日のニュース