セントラル硝子　Ｖ３へ“苦し勝った”

紅龍旗争奪野球第２日

（5月17日 東京ドーム）
　１回戦４試合が行われ、史上初の３連覇を目指すセントラル硝子・宇部工場は接戦を制し、２回戦に進出した。１８日は２回戦４試合が行われる。

　【セントラル硝子・宇部工場３―１アイシン精機】セントラル硝子・宇部工場は先発・長沢が１０安打を許すも粘りの投球で完投勝利。打線は機動力を生かして接戦を制したが、６安打の内容に大林監督は「ボロボロですわ。３点はいくら何でも寂しい」と反省しきり。最後は「連覇に向けて第一歩。一戦一戦です」と表情を引き締めた。

　＜ＮＴＮ・磐田製作所　打線１３安打爆発＞【ＮＴＮ・磐田製作所１４―１間組】ＮＴＮ・磐田製作所は１３安打と打線が爆発し５回コールド勝ちを決めた。具志監督は「初回に１点取れて楽になった。普段はこんなに打てるチームじゃないけど」と驚きの表情。先発の浅原についても「終盤にかけて良くなっていった」と手応えを口にした。

　＜新日鉄君津　伊藤が１２Ｋ完封＞【新日本製鉄・君津製作所２―０ＪＸ日鉱日石エネルギー・川崎】新日本製鉄・君津製作所は先発・伊藤が毎回の１２奪三振で完封勝利。本人は「完封は考えていなかった。毎回奪三振も気づかなかった」と謙虚に振り返ったが、佐々木監督は「どこまでやれるか半信半疑だったが予想以上」と好投を称えた。

　＜四国電力　一致団結で逆転！＞【四国電力８―４三菱化学・水島事業所】四国電力は５回無死満塁から西岡の左中間三塁打で逆転。４回から救援した浜野が５回を１安打無失点と好投し、２回戦進出を決めた。前田監督は「いつもなら先制されてズルズルいってしまうけど、きょうは一致団結していた。近年でもベストゲームだった」と興奮を隠せなかった。