不思議やね…今季４度の零敗は全て武田勝の登板試合

＜日・ヤ＞７回を投げ終え、うなだれてベンチに戻る武田勝

交流戦 日本ハム０－２ヤクルト

（5月17日 札幌Ｄ）
　悲運の左腕だ。７回２失点と好投した日本ハム・武田勝が、またも無援に泣いた。チームは今季４度目の零敗。その４試合全てが自身の先発登板試合で、「我慢強く投げるしかない。意識しすぎて自分を追い込んでも苦しいので、今は待つだけ」と言葉少なに話した。

　ダルビッシュを交流戦期間中、中６日での登板に固定するため、中５日で「交流戦開幕戦」を任された。リーグ首位から陥落した梨田監督も「何の援護もできず申し訳ない。先発としては十分過ぎる投球なのに…。こんなことってあるのかな。不思議やね」と防御率１・７６ながら４敗目を喫した左腕に頭を下げるしかなかった。