唐川「千葉のため」もミス響いて４失点…ロッテ連敗

＜ロ・楽＞７回途中で降板するロッテの唐川

プロ野球　パ・リーグ ロッテ１－５楽天

（4月13日 ＱＶＣ）
　昨季の日本一チームが、５年ぶりの開幕連敗だ。ロッテ先発の唐川が６回１／３を４失点（自責２）。４四球を出しながら粘り強く投げた右腕は「きのう負けているので、とにかく勝ちにこだわってマウンドに上がった。ピンチをつくって降板したのが悔しい」と肩を落とした。

　１点差に追い上げた直後の７回。１死一塁で聖沢の送りバントをさばいたが、唐川の一塁送球がそれた。金泰均（キム・テギュン）が捕球できず「タイミングが合わなかった。一瞬考えてしまった…」。一、三塁とピンチを広げて降板すると、２死後に伊藤が山崎に手痛い３ランを浴びた。唐川はロッテ投手陣の中で唯一、本拠地のある千葉県出身。東日本大震災では、県内各地も被害を受けた。「自分が代表してというわけではないですけど、千葉の皆さんのために良い投球をしたい」と決意を胸にマウンドに上がったが、ミスが致命傷になった。

　打線もわずか６安打で１点と援護できなかった。西村監督は「（７回は）落ち着いて１つアウトを取っていれば。２試合で悪いところが出たので、あしたにつなげることができればいい」と前を向いた。