広瀬2ラン、バリントン好投で広島、今季初勝利

[ 2011年4月14日 18:11 ]

7回広島2死一塁、岩本が左越えに適時三塁打を放つ

セ・リーグ 広島3-1阪神

(4月14日 甲子園)
 阪神連勝、広島連敗で迎えた3回戦。阪神は岩田、広島は新外国人のバリントンが先発した。

 試合は初回から動いた。広島は梵が右前打で出塁。東出が送った後、広瀬が左翼席に豪快な1号2ラン!まず2点を先制した。

 1、2回と無得点に終わった阪神だが、3回2死から鳥谷が左前打で出塁。すかさず盗塁して2死二塁の好機に新井が左前へ運んだ。鳥谷が俊足をとばしてホームへ突入するがタッチアウト!絶好の得点機を逃した。

 阪神・岩田は一発を除くとほぼ完ぺきなピッチングで試合は静かに進んだ。しかし7回、広島の攻撃だ。2死から栗原が今季初安打で出塁。続く岩本の打球は左方向へ一直線。金本が懸命に飛びついたが取れず、栗原は一気にホームイン。岩本の三塁打で貴重な追加点が広島に入った。

 初対戦の広島・バリントンをなかなか捕まえられない阪神打線。7回に2死から俊介が出ると岩田の代打・林が右方向へ二塁打で続く。しかしマートンが遊ゴロ。8回も2死から新井が左へ二塁打を放ったが、ブラゼル三振とあと1本が出ずに最終回へ。

 広島はバリントンから今季抑えに期待される新外国人のサファテが登板。すると先頭の金本が中越え二塁打で出塁。城島は倒れたが、俊介が左越え二塁打を放ち、金本生還。ついに1点を奪取した。盛り上がる甲子園!しかし、代打・桧山は初球を打って三塁ゴロ。マートンも3球三振に倒れ万事休す。広島は一矢報い、阪神の3連勝はならなかった。

 初登板初勝利のバリントンは「連敗していて、ここを落として広島に帰るわけにはいかなかったので自分で止めようと思って投げた。バックに助けられたし、こういう素晴らしい雰囲気の中で投げられてよかった」と喜びを話した。

 試合時間は2時間6分のハイペースだった。

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