ソフト2回一挙5点で初勝利!オリ、T―岡田1号も届かず

[ 2011年4月14日 18:10 ]

2回、内川の適時二塁打で生還した本多(左)を迎えるソフトバンク・秋山監督(右から4人目)ら

パ・リーグ ソフトバンク5-3オリックス

(4月14日 京セラドーム)
 前夜快勝して波に乗るオリックスとまだ勝ち星のないソフトバンクの3回戦。オリックスは新外国人・フィガロ、ソフトバンクは5年目左腕の山田が先発した。

 初回、ソフトバンクは先頭の川崎が内野安打で出塁。本多が送って1死二塁のチャンスをつくったが、内川、カブレラが連続三振に終わった。その裏、オリックスは3者凡退。

 前夜から拙攻続きのソフトバンク。2回は松中、多村の連打で無死一、二塁とした。しかしオーティズ、松田が凡退し嫌なムードが流れたが、細川が四球を選び満塁。1番川崎は押し出し四球で先制した。さらに本多が左中間を破る走者一掃の適時二塁打、続く内川もT―岡田を襲う適時二塁打でこの回一挙5点。ビッグイニングをつくった。松中はこの回通算3000塁打を達成。

 しかし好調のオリックスも負けていない。その裏、先頭のT―岡田が左前打。北川は倒れたが李スンヨプが右中間へフェンス上部直撃の二塁打。続くバルディリスの犠飛でT―岡田が生還、1点を還した。

 5回、ソフトバンクは内川が二塁打、カブレラの三塁内野安打で無死一、三塁の好機を築いた。しかし、期待された松中は三飛、多村は遊ゴロ併殺に倒れる。7回も1死一、三塁の好機をつくったが、カブレラが遊撃併殺となかなかダメが押せない。

 ソフトバンク先発の山田は好投。2回の1失点以外はほぼ完ぺき。5~7回は3者凡退だったが、8回、ついにつかまった。2死から後藤を四球で出すと4番・T―岡田がバックスクリーンに特大の今季1号。3-5と2点差に迫り山田をKOした。

 しかし、後を受けた森福、ファルケンボーグが抑えソフトバンクが3戦目で初勝利を挙げた。殊勲の山田は「一安心です。粘り強く投げられた。ここから一つ一つ勝っていきたい」と喜びをかみしめながら話した。これで開幕3連戦を1勝1敗1分けとした。

続きを表示

2011年4月14日のニュース