松井 苦手左腕から先制弾 指揮官絶賛「スイング格段に良くなってきた」

[ 2011年4月14日 10:04 ]

ホワイトソックス戦の4回、中越えに先制ソロを放つアスレチックス・松井

アスレチックス7―4ホワイトソックス

(4月13日 シカゴ)
 左腕の速球に鋭く反応すると、打球は楽に中堅フェンスを越えていった。アスレチックスの松井が先制の2号ソロ。チームの勝率5割復帰に貢献し「先取点が欲しいところだったのでいい本塁打だった」とうなずいた。

 過去の対戦成績が7打数1安打と苦手だったホワイトソックスのダンクスに対し、甘く入った3球目を逃さなかった。「手応えは良かった。入ると思った」という会心の一打。この日は休養日となる可能性もあったが、前日3安打の活躍から起用を決めたゲレン監督の期待に応えた。

 2―4の九回無死一塁では、救援左腕セールの初球の速球を右前打し、この回の同点劇につなげた。初の2試合連続複数安打は早いカウントから積極的に打った結果。松井は「偶然に早いカウントで甘い球が来た」と言うが、鋭い反応は調子が上がってきた証拠だ。

 左腕からの貴重な2安打に、ゲレン監督はと喜んだ。チームは3試合連続の延長戦で粘り、今季初めて2カード連続で勝ち越した。(共同)

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