被災球児の転校、連合チームの特例措置決定

[ 2011年4月14日 06:00 ]

 日本高野連は13日、大阪市内で定例の常任理事会を開き、東日本大震災で転校を余儀なくされた野球部員について、転校後1年間は公式戦に出場できない規定の対象外とする特例措置を決めた。被災した部員は転校先の学校で今後の公式戦への出場が可能となる。

 学校が統廃合された場合などに限って大会参加を認めていた連合チームについても、震災の影響でやむなく部員数が減少した学校同士が連合チームとして大会に参加することを認めた。

 特例措置は対象地域を限定せず、期間についても「震災による影響が続く間」とした。被災した部員が一時避難先で最寄りの学校の野球部への練習に参加することも可能とした。

 ≪24日から九州大会、東北大会は中止に≫日本高野連は、春季地区大会の日程を発表した。24日から鹿児島市で行われる九州大会を皮切りに、6月4日から始まる北信越、中国大会まで東北を除く8地区で実施する。6月9日から宮城県で開催する予定だった東北大会は東日本大震災や福島第1原発の事故の影響で既に中止が決まっていた。また、5月30日から7日間、16校が参加する予定の北海道大会については、期間と参加校数が変更となる可能性がある。

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2011年4月14日のニュース