夏の再戦お預けも…斎藤＆田中“募金タッグ”結成

２日にツーショット募金を行う斎藤（左）と田中

　最強タッグが実現する。東日本大震災の復興支援を目的に２日に行われる１２球団慈善試合、日本ハム―楽天戦（札幌ドーム）の試合前に、日本ハムドラフト１位・斎藤（早大）と楽天・田中がツーショットで募金を呼びかけることになった。

　登板予定のない投手らが約３０分間２グループに分かれて活動を行い、梨田、星野両監督も並んで支援を呼びかける。２人の再会は２月２７日のオープン戦（名護）以来となるが、斎藤は「（支援活動の）その場にいることが大事」と気持ちの大切さを強調し、一方の田中は「僕たちが活動していることを周りの人に知ってもらって、それが広がってくれれば」と話した。

　斎藤は３日の楽天戦（同）に先発。この日はブルペンで４５球を投げて調整した。日本ハムの練習後、札幌ドームで練習を行った田中は「（斎藤が３日に）投げるのを最初から聞いていたら、投げたかったけど、僕がコントロールできることじゃないので…」と残念そうな表情。ファン待望の直接対決こそお預けだが、２人の支援を呼びかける姿は被災地復興へ大きな力となる。