マー君「今季は特別なシーズンになる」

[ 2011年4月2日 19:15 ]

 本拠地の仙台市が被災した楽天は札幌ドームで日本ハムとの慈善試合に臨んだ。田中将大投手は、北海道・駒大苫小牧高時代に甲子園でしのぎを削った日本ハムの斎藤佑樹投手と一緒に募金箱を持った。多くの激励に「今季は特別なシーズンになる。長い目でいろんな活動をしていきたいし、シーズンでもいい結果を残さないといけない」と気持ちを新たにした。

 選手会長の嶋基宏捕手は試合前、チームを代表し「見せましょう、野球の底力を。見せましょう、野球選手の底力を。見せましょう、野球ファンの底力を」とあいさつ。熱いメッセージに、スタンドのファンから温かい拍手が起こった。

 本拠地球場の復旧などで多忙を極める島田亨オーナーは震災後初めてチームを訪ね、職員の親族が死去したことなど被災状況を報告した。その上で「徐々に復興の機運が高まっている。プロとしていい試合、いいプレーを見せ、東北の方々を勇気づけることが大事」と呼び掛けた。

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2011年4月2日のニュース