15回死闘演じた原監督、定岡氏もTV観戦

[ 2011年4月2日 06:00 ]

第83回選抜高校野球大会第10日 東海大相模2―0鹿児島実業

(4月1日 甲子園)
 37年前、東海大相模1年だった巨人・原監督は因縁の一戦を、遠征先の愛知県名古屋市内の宿舎ホテルでテレビ観戦した。「鹿実のユニホームも相模のユニホームも変わっていないし、懐かしかった。われわれは負けたけど、きょうは相模に紙一重の差で軍配が上がった」と後輩の勝利に笑みをこぼした。 当時は延長12回、鹿児島実の二塁手・中村の好捕で勝利を阻まれたことも鮮明に記憶しており「皆さんがそうやって覚えていてくれること自体がありがたいね」と感慨深げにした。

 一方、都内でテレビ観戦した鹿児島実OB、定岡正二氏(元巨人)も「37年前は相手が優勝候補で1年生に原もいたし、15回を投げ抜いて勝ったという気持ちより放心状態だった」と振り返った上で「これで五分になったから夏の甲子園で決着をつけてもらいたいね。高校野球の力は凄い。活力をもらったよ」と両校ナインを称えていた。

続きを表示

2011年4月2日のニュース