由規「平成元年会」で宮城野球教室を計画

[ 2011年4月2日 06:00 ]

ヤクルトナインは渋谷駅前で募金活動を行い、由規も募金箱を持って対応

 ヤクルト・由規が今オフに、出身地の宮城県で「平成元年会」のメンバーで野球教室を開催する計画を進めている。「被災地の子供たちは野球をやりたくてもできない環境にいる。直接ふれ合える野球教室はいいですよね。オフに同期と一緒にできれば」。東日本大震災で被災した故郷に明るい光を届けたいという強い思いだ。

 入団1年目の08年オフにも、同県の栗原市と登米市で行われた岩手・宮城内陸地震のチャリティー野球教室に参加。当時は先輩についていく形だったが、今回は自身が中心となって動く。ドラフト同期生に声を掛けて昨オフ結成した日本ハム・中田、ロッテ・唐川らとの平成元年会の絆は固い。今回の震災後も、広島在住の中田の母・香織さんから仙台市にある由規の実家に野菜などの救援物資が届いたという。

 この日は小川監督らとJR渋谷駅前で募金活動を行い、約1時間で168万5787円が集まった。チームは3月に埼玉県戸田市の2軍グラウンドで行った募金で集まった義援金を合わせた計190万6895円を日本赤十字社を通じて寄付する。「みんなの思いが詰まっていて募金箱が重かった。野球でも勇気を与えられるように頑張りたい」と由規。復興への支援をしたい思いは募るばかりだ。

 ▼日本ハム・中田 シーズンオフなら自分のスケジュールが合えば協力したい。(被災者支援は)ずっと続けたいんで…。

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2011年4月2日のニュース