シュワ知事も！数十万人が祝福　ジャイアンツＶパレード

サンフランシスコで行われた、ワールドシリーズを制覇したジャイアンツの優勝パレード

　１９５４年以来、５６年ぶりとなる米大リーグのワールドシリーズ制覇を果たしたジャイアンツが３日、地元のサンフランシスコで優勝パレードを行った。５２年前に本拠地をニューヨークから西海岸の「坂の町」に移してからは初めての優勝とあって、沿道には数十万人のファンが押し寄せ、喜びを分かち合った。

　選手らはサンフランシスコ名物のケーブルカー型のバス十数台などに分かれて乗り込み、午前１１時に市中心部をコースとするパレードがスタート。割れんばかりの歓声に、優勝の原動力となったエースのティム・リンスカム投手らが笑顔で応えた。市庁舎前の特設会場には、カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事も駆け付けて祝福した。

　カリフォルニア州北部のネバダシティーの自宅を朝５時に出発し、パレードを見に来た元教師のスタン・ラスロップさん（６１）は「われわれファンは長い間、この瞬間を待ち望んできた。本当に素晴らしい」と感激の面持ちだった。（共同）