6度目の挑戦も…山本昌 記録更新ならず

[ 2010年11月4日 06:00 ]

<ロ・中>3回、3失点し悔しさをかみ殺しベンチに戻る山本昌

 【中日4―3ロッテ】6度目の挑戦も、またもや白星には届かなかった。27年目、45歳2カ月での日本シリーズ最年長登板となった中日・山本昌が先発。3回1死二塁から西岡に先制二塁打されると、2死から井口に右越え2ランを浴び3回3失点で降板した。

 「あそこで本塁打を打たれてはいけない」。自身5度目となった同シリーズ初勝利を狙ったが、これで通算6試合で0勝4敗となった。「日本シリーズで勝つまで辞められない」と引退がよぎるたびに、モチベーションとしてきたが、挑戦はまたもやはね返された。チームは勝利したが、最年長勝利記録更新はならず悔しそうな表情を浮かべていた。

 ≪45歳2カ月で登板 最年長出場記録を更新≫山本昌(中)が3回3失点。45歳2カ月での登板は、50年若林(毎日)の42歳8カ月を抜く最年長記録。また、野手を含めても、72年スペンサー(阪急=内野手)の43歳3カ月を38年ぶりに更新する最年長出場になった。山本昌は06年にも41歳2カ月で出場。40代投手のシリーズ登板は4人目だが、40歳以上で2シーズンも出場するのは山本昌が初めてだ。もっともこの日は勝ち負けがつかず。40代投手の合計勝敗は1勝5敗で、前記若林の松竹第1戦の勝利以降、7試合白星から見放されている。

続きを表示

2010年11月4日のニュース