江藤監督雪辱ならず「引き立て役で終わりました」

[ 2010年11月4日 06:00 ]

<慶大・早大>1回 慶大先発の竹内大(右)に声をかける江藤監督(左)

 【慶大5―10早大】百戦錬磨の勝負師は潔く敗戦を認めた。慶大・江藤監督は「全部引き立て役で終わりました。初回からバタバタしたね」と苦笑いして悔しさを押し殺した。

 先発の竹内大が初回に3失点して流れを失った。その後も投手陣が失点を重ねた。リーグ戦の早慶戦ではドラフト1位トリオを攻略した打線が、斎藤の前に8回1死まで無安打に抑えられた。チーム初安打となる松本和の左前打を足がかりに5点を奪って斎藤をKOしたが、そこまでだった。
 50年前の優勝決定戦で敗れたライバルにリベンジはできなかった。だが、竹内大、福谷の2枚看板はまだ2年生。主砲・伊藤は3年生とあって江藤監督は「来年は絶対に負けないチームをつくる自信がある。まあ見とれ、って感じです」。慶大史上初の元プロ監督の目はすでに来季を見据えていた。

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2010年11月4日のニュース