星野氏 就任会見→編成会議で1位指名決める

[ 2010年10月23日 06:00 ]

 楽天の来季監督に決まった前阪神シニアディレクターの星野仙一氏(63)がドラフトの最終決定を下す。

 チームは例年、ドラフト前日に編成会議を行っており、監督の参加が慣例となっている。今年はドラフト前日の27日に星野氏が仙台市内のホテルで就任会見を行うが、終了後に東京へ移動して編成会議に参加することになりそうだ。

 楽天にとって編成会議は他球団以上に大きな意味を持つ。球団関係者は「うちは毎年、ドラフト前日まで1位指名が決定しない。1週間前に決めたはずの指名選手が覆ることは珍しくない」と直前まで指名選手を熟考している。星野氏の意向を反映させ、現在は早大・大石、中大・沢村をドラフト1位候補に絞っているが、他球団との競合は確実。1位指名の確定や、外れ1位候補を含めた戦略を練る必要がある。

 星野氏は21日に日本テレビ系「NEWS ZERO」に生出演し「すんなり行けば(ドラフトに)出るかもしれませんね。沢村(中大)、斎藤と大石(早大)、加賀美(法大)、大野(佛教大)と全員獲れないかな」とイメージを膨らませていた。

 「星野楽天」の1期生を選ぶ編成会議。就任会見後には重要な初仕事が待っている。

 ≪仙台入りは25日以降≫星野氏はこの日、健康診断を受けるために都内から自宅のある関西へ移動した。「以前から定期的に診てもらっている。仙台入りはいつ?それは楽天に聞いてほしい」。週末は所用が入っており、仙台入りは早くても25日以降となる見込みだが、闘将の心はすでに北に向いていた。

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2010年10月23日のニュース