好機で打てなかったヤンキース 松井秀の穴埋められず…

[ 2010年10月23日 16:20 ]

 【ヤンキース1―6レンジャーズ】ヤンキースは1998~2000年に3連覇して以来のワールドシリーズ連覇を逃した。この日は打線が3安打の1点止まりで、ジラルディ監督は「走者を置いて打てなかった」とシリーズの敗因を挙げた。

 好機での一打が出なかった。第1戦こそ終盤に5点差をひっくり返したものの、第2戦からは2、0、3点と不発で3連敗の原因となった。6試合の得点圏打率はレンジャーズの3割2分8厘に対し、1割5分1厘。昨年見せた、短期決戦での勝負強さはなかった。

 ワールドシリーズでMVPに輝いた松井秀が去った昨オフ、指名打者の後釜として獲得したジョンソンは5月に右手首の手術を受け、戦列を離れた。代役のテムズ、途中加入のバークマンは流れを変えるには至らず、経験豊富な松井秀、デーモンの穴を埋めたとは言い難かった。

 チームの土壇場での底力に自信を持っていたジラルディ監督は「目標を達成できず、つらい」と力なく話した。(共同)

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2010年10月23日のニュース