住生活G球団の人事再考強調「監督候補いっぱい」

[ 2010年10月23日 06:00 ]

 横浜の球団買収交渉を進めている住宅設備大手「住生活グループ」が、新監督を招へいする可能性をあらためて明言した。

 準備プロジェクトのリーダーを務める溝口和美トステム副社長(62)が都内で取材に応じ、「昨年の20億円の赤字は多いけど、営業利益が赤字でも勝てばいい。強くなればファンは自然と増える。(今季は)95敗もしてるし、強くならないといけない。今の組織でいいのか考えないといけない」と強調。25日に尾花監督の来季続投が球団から発表される予定だが、「まだ(尾花監督と)全然接触していない。交渉したらお互いその気になる。考えないといけない」。さらに「監督の候補は全国を探せばいっぱいいる。12月いっぱいまで打診すればOKという人はたくさんいると思う」と買収後の11月以降に新経営陣で監督人事を再考する意向を語った。

 溝口トステム副社長の発言を受け、加地球団社長は「詳細は分からないし、コメントは差し控えたい」とした上で「人事は別にしても補強は他球団に後れはとれない。現場は粛々とやらなきゃいけない」と話した。

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2010年10月23日のニュース